森林動物学研究室のメンバー

               
                                   主な研究テーマ   

教 授 富樫 一巳 おもにマツ枯れに関わる生物(マツノマダラカミキリ、マツノザイセンチュウ,マツ)を使って研究しています。カミキリムシの繁殖行動やマツノザイセンチュウとの相互作用、カラフトヒゲナガカミキリやラミーカミキリなどの個体群動態の研究を進めています。また、植食性昆虫の生活史に及ぼす寄主植物の影響の研究もおこなっています。線虫の生態と毒性の進化に関する研究では,マツノザイセンチュウの垂直伝播の経路をはじめて発見し、マツノザイセンチュウとその近縁種の交雑個体群の動態を調べています。毒性の比較研究のためにイネシンガレセンチュウを対象に加えています。
准 教 授 久保田耕平 オサムシ類、クワガタ類、カミキリ類などコウチュウ類を主な材料とした種分化、交雑、遺伝的多様性、分散過程等の解明。現在は特にブナ帯の昆虫の種分化、遺伝的分化が主たる対象。枯死材の分解過程における穿孔虫の機能、微生物との共生関係についても研究中。
助   教 加賀谷 隆 河川の水生昆虫類を中心とした生態学。森林と河川の結びつき、生物の生息量や行動に及ぼす生息場構造の影響、物質・栄養塩動態を介した種間関係。
研究員
田村 繁明
研究生 佐藤 竜一
博士課程 吉野 広軌
博士課程 朱 雪姣
修士課程 永田 広大
修士課程 阿部 達生 
修士課程 水村 春香
4年生 松山 民傑
 関連教員(演習林所属)
教授 鎌田 直人

(北海道演習林)

個体群生態学を武器に、森林の昆虫を中心とした生物間の相互作用に関する研究を行っている。ブナの葉食性昆虫ブナアオシャチホコの個体群動態、ブナの種子食性昆虫とブナのマスティング、ナラ枯れの媒介昆虫カシノナガキクイムシがおもな研究対象。ホタルやイワナも扱っている。詳しくは、拙著「昆虫たちの森」を読まれたし。
助 教 前原 忠

(演習林企画部)

戻る